当大学院社会理工学研究科では、産業のグローバル化に対応できる企業人材を育成することを目的として、社会人教育院に、グローバル産業リーダー育成プログラム(GINDLE—Global INDustrial LEader)を設置いたしました。
ポスト3.11の未来設計 -前提崩壊下の戦略シフトへの挑戦―
今日の日本企業を取り巻く経営環境は急激に変化しており、その変化を正しく理解し、対応していくことが経営陣には求められます。
このたび、東工大の総力を挙げて、現在の環境エネルギー問題からのチャレンジに対して、企業がいかに戦略的に挑戦するかについて議論する、経営幹部セミナーを開催することになりました。
本セミナーは、その経営および産業、金融への重要性において問題意識を共有し、「まちづくりを通じた社会への貢献」を経営理念とする三菱地所と、世界のトップテンに入る理工系総合大学を目指す東工大との共催により、経営幹部の皆さまが参加しやすい大手町フィナンシャルシティ内の東京金融ビレッジ(国際金融人材の教育施設)にて実施いたします。
•大手町エグセクティヴセミナー 募集要項
»開講時期 | 2013年6月14日~11月22日 第2および第4金曜日(ただし、8月中は30日のみ) 18時45分~21時15分 |
![]() 願書 ダウンロード[word] ![]() 志望理由書 ダウンロード[word] |
»場所 | 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー5F 東京金融ビレッジ 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目9-7 (丸ノ内線 大手町駅A1出口直結、東京サンケイビル地下2F直結) | |
»主催 | 東京工業大学社会人教育院・三菱地所株式会社 | |
»定員 | 30名(最少開催人数10名) | |
»受講料 | 55万円 | |
»申込期間 | 2013年5月30日(木)まで | |
»申込方法 | 本サイトから願書[word]及び志望理由書用紙[word]をダウンロードし、必要事項を記入し、押印後、それをpdfファイルに変換して、メイル添付にて送付してください。 送付先:syariko@jim.titech.ac.jp | |
»受講審査および 受講通知 |
志望理由書にもとづく書類審査をします。受講通知と受講料納付についてメイルにてご案内し、受講料受領確認後、受講認定証を交付します。 | |
»応募書類 | 願書 [Word] 志望理由書 [Word] | |
»修了証書 | 一定の要件を満たす修了者には、三島東工大学長より、プログラム修了証が授与されます。 |
•どのような方が参加すべきか?
»エネルギー問題が経営に大きな影響を持つ企業の経営者・戦略担当幹部の方
»燃料や資源の調達・投資を本業とするエネルギー企業、商社の事業部幹部の方
»情報通信ビジネスの新たな可能性を模索する情報関連企業の戦略幹部の方
»環境エネルギービジネスへの出資・投資・融資の担当幹部の方
•セミナーの中の議論フォーカス
»原子力、代替エネルギーの選択が、企業戦略にどのようなインパクトを持つか?
»どのような新技術が、環境・エネルギー問題を考える上でカギになるのか?
»様々な資源の制約下で、情報通信技術の役割は何か?
»企業の経営戦略、投資戦略はどのように変わるのか?
•セミナー参加の付加的バリュー
各回の議論の示唆から、講師と受講者が共に日本の企業・国家戦略のビジョンステートメントをまとめ、議論を具体的な形にして、マスメディアを通じて社会に提示します。また各分野の専門家、その分野の先行者となっている企業の経営者、同じ意識を持つ他社の幹部社員と、セミナー内の討論や懇親会(2回実施予定)を通じてハイレベルのネットワーキングが可能です。
•セミナーの形式
毎回、東工大の教授陣とビジネスリーダーがテーマに関する問題提起を行い、その後、コース参加者の質問や提案をベースに、教授陣・ビジネスリーダーと受講者とが協創的に議論を展開します。実際のビジネスの課題を持つ受講者の質問に対し、空想や想像ではなく、現在の技術と今後のイノベーションを踏まえた議論が期待されます。
•プログラムの概要(毎回18時45分開催、21時15分修了)
日程 | テーマ | 講師 |
第1回(6月14日) | 元素戦略と世界 | 三島良直(東工大学長) 池上彰(東工大教授) |
第2回(6月28日) | 原子力問題と今後の展望 | 有富正憲(東工大名誉教授) |
第3回(7月12日) | 地球環境問題のインパクト | 吉田尚弘(東工大教授) |
第4回(7月26日) | 太陽電池の本当の可能性 | 小長井誠(東工大教授) |
第5回(8月30日) | エネルギー技術の新地平 | 波多野睦子(東工大教授) |
第6回(9月13日) | 資源制約下の持続的成長戦略 | 蟹江憲史(東工大准教授) |
第7回(9月27日) | エネルギー問題を巡る政治 | 谷口尚子(東工大准教授) |
第8回(10月11日) | ITの技術革新と経営革新 | 辻村清行(東工大非常勤講師・ ドコモエンジニアリング社長) |
第9回(10月25日) | ITの活用とプロセス志向 | 飯島淳一(東工大教授) |
第10回(11月8日) | 環境エネルギーの戦略投資 | 井上光太郎(東工大教授) |
第11回(11月22日) | 日本の企業・国家戦略 | 妹尾大(東工大准教授) 池上彰(東工大教授) |
さらに、毎回テーマに沿ったビジネスリーダーの方を講師にお呼びします。
※都合により講師及び各テーマに一部追加・変更が生じる場合もあります。予めご了承ください。
•講演内容の流れ
第1回では、イントロダクションとして、福島原発事故、先進諸国の景気低迷と財政問題、日中関係の悪化など、従来の企業経営の前提が大きく変化したことに対し、このセミナーにおいて、講師と参加者が何を議論するかを紹介します。そのうえで、これからの新素材開発の方向性と、それが産業に与えるインパクトを、材料分野の権威である三島良直東工大学長とジャーナリストで本学教授でもある池上彰教授が議論します。
第2回から第5回は、日本経済の最大の問題と言っても過言でない環境・エネルギー問題を、東工大が誇る環境エネルギー協創教育院の各分野の専門家と、実務家のキーパーソンが議論します。原発依存か、反原発かという二者択一の議論ではなく、関連テクノロジーの長期的な発展の可能性を踏まえ、日本が採るべき選択肢を検討します。
環境・エネルギー問題は、国民的な関心事であり、政策の重要課題となるため、単にテクノロジーの可能性や効率性の問題では解決には至りません。そこで、第6回では、国民的合意を得るための、日本の持続的成長戦略の構築について議論を展開し、第7回では、国民的合意を形成するための政治の役割を、気鋭の政治学者と政治家が議論します。
第8回と第9回は、環境・エネルギー問題に対するITの役割です。そこでは、ビッグデータの活用問題、ビジネスプロセスの変革、ITベースのイノベーションなど、持続的成長の実現と新たな産業育成の鍵となるITとその管理方法について議論します。
第10回と第11回は、これらの議論を踏まえ、日本企業や政府がどのように戦略を立案するか、どこに経営資源を配分するのか、どこに資本を投下するのかについて、池上彰教授のリードにより、議論します。
•講演者紹介 [pdf]
•よくある質問 [pdf]
•申込みおよびセミナーに関するお問い合わせ先
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1 W9-119
東京工業大学・大学院社会理工学研究科GINDLE(大手町エグゼクティヴセミナー)
担当:目須田 電話03-5734-2489 E-mail:syariko@jim.titech.ac.jp
URL:http://www.dst.titech.ac.jp/project/gindle.html
IT活用力成熟度フレームワーク(IT-CMF) を開催いたします 終了しました。 |
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