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北欧との連携 - 私たちの考えていること

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社会理工学研究科では 北欧との連携 プロジェクト(2009年度-2013年度 5ヵ年計画)を通じ 本学と北欧との連携を深める活動を中心になって進めています. 本学はフィンランド デンマーク スウェーデン ノルウェーの4カ国にある8大学と全学協定を 締結しています.


さらに 社会理工学研究科では フィンランドのユヴァスキュラ大学 情報理工学部および アゴラ・ヒューマンテクノロジーセンターと部局間協定を締結し 積極的な学術交流を図っています. また 研究科には北欧諸国にある研究機関と共同研究を行っている多くの教員がいます.


北欧諸国は 「質の高い生活の実現」という価値観を共有しつつ 教育 福祉 環境保護などの 分野に強みをもつことによって人間中心の社会を形成してきました. この「生活の質の向上」という観点から 北欧には参考とすべき点が多くあると考えられます.


社会理工学研究科は 科学技術と人間社会のインターフェースを設計し運用することにより それらが調和した社会を創出することを理念として 1996年に設立されました. この人間社会に役立つ技術の開発と利用にむけて 研究科が プロジェクトをつうじて 北欧に学び 北欧との連携を深めていくことは 大いに意義があることだと思うのです. 北欧から 心豊かな地域 安心して暮らせる老後 そして人間を中心とした技術の活かし方を どのようにして実現するかを学ぶとともに 本学の誇る工学技術を紹介することにより WIN-WIN関係を構築したいと考えています.


もちろん 圧倒的な人口の違いもあり 北欧モデルをわが国にそのまま移転することは不可能でしょう. そういったインスティテューションの違いを超えて 5年間の議論の末に 北欧モデルをどのようにして わが国に適用するかの解(ソリューション)を提案することが このプロジェクトの最終目標です.


 

問い合わせ先 : international.sya(at)jim.titech.ac.jp

更新日 : 2012年7月19日